こんにちは。ペペ子です。
私事ですが、先日25歳の誕生日を迎えました。
ちょうど蒼井優さんと山ちゃんの結婚報道が流れたころ、彼氏に「誕生日プレゼントは何がいい?」と聞かれました。
芸能界随一のモテ女優・蒼井優さんに憧れた私は、「物はいらないから、思い出に残ることをしたい」と答えました。
そして思い出に残ることとして思い浮かんだのが、高級旅館に泊まること。
いつかは泊まってみたいと思っていたけど、25歳って結構な節目だし、結婚して子どもが生まれたら家計を気にして高級旅館なんて行きづらいだろうし、やるなら今なのでは!?と思ったのです。
さっそく「関東 旅館 高級」で検索したところ、ふと目に留まったのが”ルレ・エ・シャトー”というワード。
1954年にフランスで設立されたホテル・レストランの会員組織であり、厳格な審査をクリアした施設のみ加入が認められるそうです。
ルレ・エ・シャトーのメンバーは、世界各国・地域のホスピタリティーや食文化の多様性と豊かさを大切に守り、より多くのお客様へ提唱していくことを理念として共有し、2014年11月にユネスコで宣言したルレ・エ・シャトーのヴィジョン ーその土地の伝統や環境を守りつづけるー を日々実践しています。
引用元:http://www.relaischateaux.jp/
ルレ・エ・シャトーに加盟している旅館は、”その土地の文化に根差した一流のおもてなしを提供してくれる旅館”であることが保証されています。
2019年現在、ルレ・エ・シャトーに加盟している日本の旅館はわずか11館。
何それ、めっちゃ気になる・・・
好奇心が止まらない私、手当たり次第日本のルレ・エ・シャトー加盟ホテルのHPを閲覧しました。
中でも気になったのが、修善寺に525年続く温泉宿の「あさば」。
決め手となったHPの写真がこちら。
旅館の中に能舞台がある・・・
そんな世界があるの?雅すぎない?
ファーストインプレッションで「ここだ!」と思い、誕生日に彼氏に連れて行ってもらいました。
今回はそんな「あさば」に泊まった感想を写真付きで記録します。
宿の雰囲気
宿泊当日はあさばを目いっぱい楽しみたいと思い、チェックイン時間の15分ほど前に到着。
あさばは修善寺温泉街の一角に佇んでいました。
あさばのエントランス。あさばの表札の上部に、ひっそりとルレ・エ・シャトーのロゴが飾られています。あくまでもひっそりとしているあたりに品の良さを感じます。
525年の歴史を感じる重厚な門構え。写真を撮っていたら、ちょうど高級そうなタクシーが門からで出てきました。
タクシーといえば、あさばにはなんと羽田/成田空港から定額タクシーの用意があります。
全国からあさばに泊まるためだけに修善寺に来る人がいるということですね。
貴族の世界を垣間見ました。
あさばー箱根強羅の区間があるということは、箱根に住む富裕層がよくあさばを訪れるのでしょうか。ちなみに箱根強羅には強羅花壇というルレ・エ・シャトー加盟旅館があります。ここもいつか行ってみたいです。
門をくぐると、重厚感のある入母屋が。
のれんをくぐってロビーに上がります。
ロビーを上がると、いきなりあの能舞台がお目見え。
日本的な美しさがぎゅっと閉じ込められた、贅沢な景観です。
ロビーで受付を済ませ、今回泊まるお部屋に案内してもらいました。
・・・いかがですか?
なんとこれ、一番安いお部屋です。
はなれ以外は全室、能舞台とお池の眺めが楽しめるように設計されているようです。すごい。
お庭には滝が流れています。
この滝の音、すっごく癒されるんです。部屋の中にいながら大自然を満喫している感覚。
目で楽しみ、耳で癒される。気分はまるで平安貴族でした。
部屋に入っただけで死ぬほど感動してしまい、早くも「あさばのためだけに修善寺に来た甲斐があった」と思いました。
続いてお部屋の中を物色。
洗面所のマットにルレ・エ・シャトーのマークを発見し、興奮しました。
”分かる人にだけ分かる秘密結社のマーク”みたいな感じがたまらないです(大学時代にフリーメイソンについて調べまくった女)。
そうこうしていると、仲居さんがお着きのお菓子とお茶を持ってきてくれました。
旅館のお菓子というと、「勝手に食べてや」と言わんばかりの個包装のおまんじゅうを思い浮かべますが、あさばでは生菓子が仲居さんの手で運ばれてきました。
お部屋でお茶処気分を味わえて、またもや感動。
着いてそうそう感動の嵐で、彼氏に「ありがとう」と言いまくったのを覚えています(笑)
お茶とお菓子でほっと一息をついた後は、気になっていた館内サロンへ。
サロンは客室やお庭と違って洋風です。
フリードリンクが置いてあります。
壁の本棚には舞台芸術関連の本が。
造詣が深い方が読むのでしょう(私はよく分からないのでスルー)。
サロンに置かれている椅子。一見堅そうだけと、座ってみるととても座り心地のいい椅子です。
サロンから見える風景。手前には能舞台で使用するであろう舟が置かれており、より雰囲気が出ています。
日中も素敵ですが、夜の装いもまた雅です。
ここでしか見ることができない夜景にうっとり。
そして部屋の中にはふかふかのお布団が。
ああ、なんという幸せ・・・!!
驚いたことに、夜21時になると滝の音が止みました。
人工の滝だったんですね(笑)
客人を癒すために計算し尽された演出に感動しました。
温泉
修善寺は、伊豆半島で最も歴史ある温泉街です。
そんな修善寺の一角に佇むあさばでは、源泉かけ流しの温泉が楽しめます。
館内には野天風呂1つ、内湯2つ(男女別)、貸切風呂2つがあります。貸し切り風呂は予約不要で、空いていればいつでも何度でも入れます。
お風呂の写真を撮るのは気が引けたので、お風呂のイメージはこちらをご覧ください。
この日は全部屋満室だったのですが、驚くべきことに、いつどのお風呂に入っても他のお客さんと会うことがありませんでした。
なぜかというと、全12部屋あるうちの10部屋に客室露天風呂があるからです。
しかも客室露天も源泉かけ流し。
お部屋で源泉かけ流しの温泉が楽しめる人たちは、わざわざ共用のお風呂に来ないですよね(笑)
私たちのお部屋は一番安いお部屋で内風呂無しだったので、共用のお風呂に行きました。しかし共用のお風呂に人がいないので、実質的にはプライベート空間。ゆったりと湯浴みができました。
また、貸し切り風呂は常に空いていて入り放題。
内風呂がない部屋が2部屋しかないからですね。
好きなときにゆったりとお風呂に入れるのはとても贅沢でした。
特に風に揺られる竹林を眺めながら無になれる野天風呂が最高でした。
食事
食事は朝夕ともに部屋食です。
夕食のお品書きはこちら。
達筆すぎて読めません。
ここからは料理の写真をひたすら投下します。
もろこしすり流し、もろこし唐揚げ、豆あじからあげ
前菜三種
鯵たたき吸鍋
地魚造り
鮎の炭火焼き
アメーラトマト含め煮
穴子黒米寿し。これはあさばの定番メニューだそうで、とてもおいしかったです!
冬瓜 天城軍鶏(しゃも)スープ煮
あゆご飯(漬物、お吸い物付き)
デザート。3種類から選べます。これはパンナコッタです。
これは彼氏が選んだメロン
なんかアイスもいただいちゃいました。しょうが味とわさび味という、大人なアイスです。
夜ごはんは以上。
もっと豪華絢爛な船盛とかが出るのかと思っていたので、少し物足りなかったなあという感想。きっとヘルシー志向の年配の方がターゲットなんですね。30年後ぐらいに来たら、楽しめるようになっているのかもしれません。
一応、朝ごはんの写真も載せておきます。
朝ごはんはお品書きがなかったので、料理名なしで写真のみ投下します。
デザートのスイカジュースと種無しブドウが爽やかでおいしかったです。
まとめ
日本に11館しかないルレ・エ・シャトー加盟店、「あさば」に泊まった話でした。
お部屋・館内の雰囲気・温泉は今までに泊まった宿の中で間違いなくナンバー1で、とっても癒されました。
気になるお値段は、1番安いお部屋で1泊ひとり47000円。
決して安くはないお値段ですが、1万円のありふれた旅館に5回泊まるなら、本物の「あさば」に1回泊まりたいと思うくらいには感動しました。
(ちなみに、1番高いお部屋は1泊1人10万円ほどします)
今回の旅でルレ・エ・シャトーに絶大な信頼を寄せたので、お金を貯めて他のルレ・エ・シャトー加盟ホテルにも泊まってみたいと思います。
それでは。
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