辞めたいと思っていたSEの仕事が楽しくなってきた~社会人2年目のまとめ~

仕事
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こんにちは。ペペ子(@pepeko_segirlです。

SIer でSEをしています。

 

社会人になって2年が経ちました。

 

会社に行きたくなくて毎日辞めようと思っていた新入社員の頃と比べ、2年目が終わった今はなかなか仕事が楽しくなっています。

 

このブログを開設したのは社会人2年目のはじめ頃です。

 

「辞めたいと思っていたけど、なんとか1年頑張れたよ」という話を、次の新入社員の方々に向けて発信しようと思ったのがきっかけです。

 

その時に書いた記事はこちら。

新入社員の仕事は、毎日出社すること~社会人一年目のまとめ~
こんにちは。ペペ子(@pepeko_segirl)です。 2018年4月、社会人になって1年が経ちました。 自由で人間らしい日々を送ることができた大学生活に別れを告げ、IT企業に新卒の新入社員として社会に足を踏み入れたの...

 

あれから一年、自分の中で色んなことが変わりました。自分自身の備忘録として、この一年で起きた仕事面での変化を記録したいと思います。

 

「転職を考えていたけどやめた」話なんかを語っているので、新入社員だけど仕事を辞めたい・転職をしたいと考えている方も、「こんな選択をした人がいるんだ」ぐらいの気持ちで参考にしていただければと思います。

 

 

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環境の変化

社会人2年目の一番大きな出来事は「異動」でした。

自ら希望しての異動ではなく、会社の都合での異動です。

 

異動の2週間前に唐突に部長に呼び出され、「異動してもらうことになりました」と告げられました。

 

部署内で新規の仕事を取ることに苦戦しており、エンジニアメンバーが比較的暇をもてあましている時期でした。若手エンジニアには暇よりも仕事を与えて成長させたいという方針で、人手が足りない部署に異動させることになったと説明を受けました。

 

異動することについて特に嫌だとは思わなかったので、「はい、わかりました」とすんなり受け入れました。

 

異動先の部署に行くときはどきどきでしたが、いざ行ってみたらメンバーとの相性がとてもよく、「前の部署より楽しいぞ?」と感じました。

 

前の部署は

  • 若手がほぼいない
  • 入社後ずっとその担当にいる人たちが多い

という背景から、あまり活気がなかったんですよね。

 

一方、今の部署は若手が多く、人材の流動性も比較的高いのでベンチャー企業のような雰囲気があります。一緒に開発をする協力会社の方も若くて面白い方ばかりで、完全に当たりの異動でした。

 

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マインドの変化

 

続いて、1年目と2年目でマインドがどのように変化したかをお伝えします。

 

仕事が苦ではなくなった

正直、1年目は仕事がつらかったです。

(詳しくはこちらの記事に書いています)

 

1年目と比べて仕事がつらくなくなった理由は2つあると思っています。

 

ひとつめは、自分が持つタスクの意味が分かるようになったこと。

 

1年目は何もかも分からないという状態だったので、とりあえず与えられたタスクを「こんなんでいいのかなあ」と思いながらやっていました。作業の目的が分からず、やりがいを見出せない日々でした。

 

2年目になって、なんとなくですが開発の全体像が分かるようになりました。するとチームメンバーの役割と自分の役割が見えて、自分がやっているタスクの目的を自然と意識するようになりました。

 

タスクの目的を理解すると、「こんなんでいいのかな?」ではなく、「こうしたらいいんじゃない?」と主体性をもって仕事に取り組めるようになりました。

 

”目的が分かればやりがいもでてくる”

これは2年目の大発見でした。

 

仕事がつらくなくなったふたつめの理由は、異動後のチームメンバーとの相性がよかったことです。

 

割と大きい企業なのですが、異動後の部署は珍しく20代の若手が多く、ベンチャー企業のような和気あいあいとした雰囲気があると感じました。

 

前の部署では20代がほとんどおらず、落ち着いた30代の方とチームを組んでいました。前のチームの人も優しくていい人ばかりだったのであまり不満はなかったのですが、「一緒に仕事をしていて楽しいかどうか」という視点で評価すると、今のチームのほうが断然高評価です。

 

実は、前の部署は「やりたい仕事ができる」と思って、希望して配属された部署でした。しかし不思議なことに、希望していない異動で来た今の部署で仕事をするほうが楽しいと感じています。

 

仕事を楽しむためには、”何を”するかより”誰と”するかが自分にとって重要なんだと気づきました。

 

仕事に責任を持つようになった

1年目は責任の「せ」の字も意識したことがありませんでした。

 

1年目なんだから仕事ができなくて当たり前だし、何か問題が起きたら指導係の先輩が責任をとってくれるという、ある種の開き直りを見せていました。仕事が苦痛だったので、他責思考となることでなんとか精神バランスを保っていたんですね。1年目の私なりの生存戦略でした。

 

しかし前述の異動により、このスタンスが変わりました。

 

異動先のチームでは新人として扱われず、一人の使える人間と見なされたのです。まだ気分は新人だったので、正直焦りました。そして思いました。

 

「チームの期待を裏切ってはいけない。もう2年目だし、そろそろ独り立ちをしなければ」

 

それから、責任感をもって仕事に取り組むようになりました。

具体的には、下のような意識の変化がありました。

  • 自分のタスクの質にこだわりを持つようになった(1年目はクオリティとか気にしなかった)
  • チームメンバーへの配慮をするようになった(1年目は自分のことで精いっぱいだった)

 

責任感を持ち始めて、意外なことに気が付きました。

 

それは、「仕事は責任感をもってやったほうが楽」という事実です。

 

仕事において、「責任感」の対義語は「やらされ感」だと思っています。「やらされ感」で仕事をするということは、「目的を考えずに、ただ言われたことだけをやろうとする」こと。これは、無思考状態です。

 

無思考状態で作業をするとどうなるか。タスクが完了したときに、作業指示者に「そうじゃない」と言われます。私の仕事の9割はドキュメントの作成なのですが、やらされ感で仕事をしていたころは「書くべき内容が違う」「フォーマットを直してほしい」など、よく指摘されました。

 

無思考で作業をしてこのような指摘を受けると、「すみません、直します」としか言えず、余計なタスクが増えました。しかもどう直すべきかがピンと来ておらず、修正作業に結構な時間をかけていました。

 

ところが責任感を持って仕事に取り組むと、自分なりに目的感をもって、目的達成のために作業を工夫するようになりました。そうすると、上と同じような指摘を受けたときに、

「私はこういう考えでこう書きました」

「こういう目的でこのフォーマットにしています」

と説明することができるようになりました。

そしてその説明が作業指示者に受け入れられると、修正なしでタスクが完了。手戻りが発生せず、生産性が向上しました。

 

他にも責任感を持ち始めてから

  • リスクを先回りして考えるようになった(よって、回避策も先に考えられるようになった)
  • チームの人に頼られるようになった
  • 純粋に仕事が楽しくなった

などのプラスの変化がありました。

 

大事なことなのでもう一度いいます。仕事は責任感をもってやったほうが楽です。

 

失敗を恐れなくなった

1年目は失敗を恐れまくっていました。

 

なぜかというと、失敗すると自分の仕事が増えるだけでなく、他のチームメンバーの仕事も増えるからです。自分の残業が増えるのも嫌ですが、自分が残業嫌いなので「人に残業をさせてしまう」というのが何よりもつらいと思っていました。

 

ところが、今は「失敗してなんぼ」というマインドに変わりました。

 

きっかけは上司の言葉です。

 

1対1の面談の際に、上司に私の失敗を恐れるマインドが見抜かれたようで、「なんで失敗したくないの?」と上司に聞かれました。

 

私は正直に、「失敗によって自分を含むチームメンバーの残業が増えてしまうのが嫌だ」と答えました。

 

すると上司は次のように話してくれました。

 

「人の体力には限界があるから、無理に残業をする必要はない。できるメンバーができることをやればいい。メンバーの稼働調整も俺の仕事だから、お前が気にすることはない」

「お前の失敗なんて会社からみたら大したことない。お前が失敗したときの尻ぬぐいをするのが俺たちの仕事だから、お前は思いっきりやれ」

 

かなり心強い言葉で、「そっか、別に失敗してもいいんだ」と思えました。

 

さらに、上司自身が過去に挑戦をした結果、数十億の損失を出したという失敗談も聞かせてくれました。苦い経験だと思うのですが、当の上司は「数十億の損失を出したら、もう怖いものなんてなくなるわ」と笑って話していました。

 

その話を聞いて、会社に属していながら失敗を恐れるのは確かにもったいないと思いました。

 

異動をして、モチベーションを高めてくれるいい上司に当たりました。せっかくこんな人の下で働けているので、失敗を恐れずに挑戦していこうと思っています。

 

稼ごうと思うようになった

1年目は仕事を辞めたいと思っていたので、「多少収入が下がってもいいから、自分にあった仕事につきたい」なんて考えていました。

 

しかしある本がきっかけで「自分が納得いくまで稼ごう」と思うようになりました。その本は、こちらの記事で紹介しています。

夜型SEが朝型に転換したら○○になった
夜型の生活をしていたSEが朝型生活に変えるためにしたことと、朝型生活になって変化したことをお伝えします。

 

世の中たいていのことはお金で解決できるし、お金があれば趣味の幅も広がります。だから、まずは稼ぐ。

 

とはいえ、稼ぐために働きすぎて身体を壊したりしたら、元も子もないと思っています。「健康なまま年収アップ」、これが今後のキャリア目標です。

 

「やりたい仕事」より「求められる仕事」を選ぶことにした

1年目はSEの仕事が分からなさ過ぎてつらかったので、「もっと自分にあった仕事があるんじゃないか」と悶々としていました。そしてもともと興味のあった教育業界・映画業界の求人をあさっていました。異業種転職をするなら第二新卒のうちにと思い、結構真剣に転職を考えていました。

 

しかし2年目が終わった今は、異業種転職は考えていません。

 

異業種転職をしないと決めたきっかけは2つあり、1つは前述したとおり「稼ぐ」と決めたことです。なんのスキルもないまま興味だけで異業種へ転職をしてしまったら、給料が下がることは分かりきっています。稼ぐと決めたので、給料が下がる転職はしばらくは考えません。

 

2つ目のきっかけは、「今でしょ」でおなじみの林修先生の言葉です。

 

TV番組『初耳学』で林修先生が高学歴ニートに授業をするという回があり、その回の一部の動画がTwitterで流れてきました。

 

 

動画を視聴できる方は、ぜひ上のツイートに載せている動画を見てみてください。

 

動画を見れない方のために説明をすると、授業の中で「やりたいこと」と「できること」のどちらを仕事にするかという話題が出てきます。その中で林先生がこんなことを言います。

 

やりたいことは偶然、できることは必然

 

私は熱しやすく冷めやすいタイプで、「やりたいこと」が次々と出てくるタイプです。

 

それはなぜなのか。

 

私が新しく何かをやりたいと思うきっかけを分析してみると

  • 友達の話に影響を受けた
  • 映画の主人公にあこがれた
  • 広告にまんまと心を動かされた

大体、こんな具合でした。全て外部からの刺激であり、自分の内側から出てきた欲求ではないです。こう考えると「確かにやりたいことは偶然」なのかもしれないと思いました。

 

また、「できることは必然」という言葉についてもすっと腹落ちし、「できることをして誰かに喜んでもらおう。それでお金を稼ごう」と考えるようになりました。

 

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まとめ

 

以上、ペペ子の社会人2年目のまとめでした。

 

自分の仕事のやり方と、目指したいキャリアの方向性が見えてきた一年でした。

 

また1年後に社会人3年目のまとめ記事を書きます。そのころに自分がどのように変わっているか、楽しみです。

 

100%自分語りの記事でしたが、少しでも誰かの人生選択の参考になれば幸いです。

 

それでは。

 

2020/6/14追記

社会人3年目のまとめを書きました。

 

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