こんにちは。ペペ子(@pepeko_segirl)です。
社会人2年目のOLです。
このブログを見てくださっている会社員の皆さん。
会社に行くの、つらいですよね。
通勤の満員電車がつらい。
仕事が分からなくてつらい。
職場の人間関係になじめなくてつらい。
成果が出なくてつらい。
そもそも、毎日の早起きがつらい。
特に新入社員の皆さんは、入社前の生活と比べて環境が大きく変わるわけですから、様々なストレッサーがあると思います。
ペペ子も入社したてのころは同じように、会社員ってつらいなと毎日のように思っていました。
※新入社員時代の話は、こちらの記事をご覧ください。
ペペ子は新入社員のとき、生きるのがつらいと感じたら
”どうすれば、少しでも生きやすくなるのか”
を真剣に考えていました。
そして本を読んだり、映画を観たり、同じ新入社員の友達と話す中で、
いくつかの”生きることがラクになるフレーズ”を見つけました。
この記事では、ペペ子が新入社員時代を乗り越えるうえで支えとなった、「救いのフレーズ」3つを、皆さまにお届けします。
日々がつらいと感じる皆さまの心を少しでも軽くすることができれば幸いです。
1.「人は働くために生きているのではない」 -作家・森博嗣-
いろんな方が口にするフレーズかと思いますが、今回は森博嗣さんのエッセイ『やりがいのある仕事という幻想』から引用しました。
森博嗣さんは
『すべてがFになる』
『スカイクロラ』
などの作品で知られる小説家で、
国立大学工学部助教授→小説家という珍しい経歴の持ち主です。
『やりがいのある仕事という幻想』は、そんな森博嗣さんが考えるちょっと変わった仕事論が書かれています。
同著の中で、著者は仕事についてこのように述べています。
・職業に貴賤はない。
「偉そうな仕事」をする人は、その分高給を得ている。それでその偉さは差し引かれているはずなので、その人を人間として尊敬できるかどうかは別の話。
・別に労働をしなくても逮捕されたりはしないし、基本的人権は認められている
・仕事というものは、今どんな服を着ているのか、というのと同じくらい、人間の本質ではない
日本人は仕事に人生の比重を置きがちです。
しかし、人の価値は本来”仕事の成果”で決まるものではありません。
”人の価値を、仕事の成果で決めようとする人たち”がいるだけです。
何に価値を感じるかは人それぞれであり、人の価値が仕事によってのみ決まるわけではないのは少し考えれば当たり前のことです。
しかし、どうも社会人として生きていると”仕事の成果=自分の価値”と思い込みがちです。
「仕事で思うように成果が出せなくても、あなたの人間としての価値は変わらない」
森博嗣さんのエッセイは、人として生きるうえで大切なことを思い出させてくれます。
仕事が原因で人生が楽しくないと感じている方や、現在の仕事についてなにかモヤモヤしたものを抱えている方に、おすすめしたい一冊です。
2.「無限の宇宙のことを考えれば、人間なんてウジ虫ごとき小動物」 -思想家・福澤諭吉-
救いのフレーズその2は、福澤諭吉さんの『福翁百話』からのご紹介です。
福澤諭吉さんといえば、一万円札でお馴染みの幕末の思想家です。
慶應義塾大学の創立者でもあります。
『福翁百話』は、そんな諭吉先生が執筆した百話からなるエッセイ集です。
タイトルではざっくり書いてしまいましたが、
諭吉先生は同著で人生観について以下のように語っています。
宇宙無辺の考を以(もつ)て独り自ら観ずれば、日月も小なり。地球も微なり。
況(ま)して人間の如き、無智無力、見る影もなき蛆(うじ)虫同様の小動物にして、
石火電光の瞬間、偶然この世に呼吸眠食し、
喜怒哀楽の一夢中、忽(たちま)ち消えて、痕なきのみ。
初めてこの文章に触れたときは、散りばめられた四字熟語が醸し出す若干の厨二っぽさと、リズミカルな語調に思わず心惹かれました。
仕事がつらいと悩んでいた新入社員の私は、諭吉先生のこの言葉をこんな風に解釈しました。
諭吉先生「広い宇宙のことを考えたら、人間なんてウジ虫みたいにちっぽけな存在で、(宇宙のうん億年の歴史のうちの)ほんの一瞬を生きてるだけなんやで」
ペペ子「そうか!ちっぽけな私が抱える悩みなんて、ちっぽけなもの。気楽に行こう。」
仕事以外に人生で深く悩みすぎたときも、この言葉を思い出すようにしております。
実際に宇宙のことを考え始めると、その存在が壮大すぎてあれこれと想像がとまらなくなり、何に悩んでいたのか忘れたりします。
こうなれば、脱力成功です。宇宙と諭吉先生は偉大。
3.「家に帰ることを楽しみに生きてる」-同期・A-
森先生、諭吉先生と比べて尻すぼみ感が否めないですが、
ラストは仲良しの同期A君の一言です。
徐々に任される仕事量が増えてきた1年目の10月ごろ。
同期で集まる機会があり、お互いの仕事のつらさを分かち合いました。
入社して半年も経つと、忙しい社会人生活の現実が見えてきます。
自分も同期も、「こんな生活が約40年も続くのか」と絶望しがちな時期でした。
そんな時期に開かれたこの集まりでは、
「何を楽しみに生きているか」という話題が出ました。
・「ちょっとおいしいご飯を食べる」
・「服にお金をかける」
・「旅行の予定を入れる」
といった声が上がる中、毎日22時ごろまで働いている同期のA君は堂々と言いました。
「家に帰ることを楽しみに生きてる」
A君のこの言葉には夢がないと思われるかもしれませんが、
私はこの言葉を聞いてはっとしました。
幸せに対するハードルを「旅行に行くこと」や「服を買うこと」から、
「家に帰ること」まで下げれば、相対的に幸福度は上がる・・・!!
旅行に行ったり服を買ったりはたまにしかできないけど、家に帰ることはよほど激務でない限り、基本的に毎日することです。
こういった素朴な日常のイベントを「幸せ」と思える人は、幸せへのハードルが高い人よりも毎日の幸福度が高くなるんだろうなと、気づかされました。
当時のペペ子は、服を買ったり遊びに出かけたりと、とにかくお金を使ってストレスを発散していました。
そんな時期に、A君の「家に帰ることが楽しみ」発言を聞いて、
「これは目から鱗のライフハックだ!」と思ったものです。
A君には、生きるうえで大事なことを教わりました。
まとめ
以上、ペペ子が新入社員時代を乗り切るうえで支えとなった、
救いのフレーズ3選をお届けしました。
いかがでしたでしょうか?
それぞれのフレーズが刺さる人も刺さらない人もいるかと思いますが、仕事で悩む皆さんの心を少しでも軽くすることができたら幸いです。
それでは、また。
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