夫が妻の名字に改姓した話

人生
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こんにちは。ペペ子です。

 

IT企業で働くアラサーのOLです。

 

私は27歳で結婚をしたのですが、その際夫に名字を変えてもらいました

 

先日仕事つながりの先輩数名と女子会をしたときに「そういえば結婚して名字何になったの?」と聞かれたので、夫に名字を変えてもらった話をしました。

 

すると「夫が名字を変えるパターンは初めて聞いた!」という驚きの声や、「よくぞ自分の名字を守りぬいた!」という称賛(?)の声をいただきました。

 

結婚して2年ほど経つので、私たち夫婦にとってはもはや今の状況(夫が妻の名字を名乗ること)が当たり前になってしまっていました。

 

しかし言われてみれば自分の周り(サンプル数30ぐらい)で私たち以外に夫が妻の名字に変更したケースを見たことがないなと思いました。

 

そこで今回は日本ではまだ珍しい、夫が改姓した我が家のエピソードを発信します。

 

最初に断っておきますが、私の家はいたって普通のサラリーマン家系で、特に格式高い家柄というわけではありません。

 

そのため家の事情などは全くなく、夫婦の話し合いによって夫が改姓することに決まりました。

 

・結婚を考えている相手がいるけど、結婚して名字を変えたくない

・女性が名字を変えるのが当たり前みたいな風潮が嫌だ

 

こんな思いを抱えている方にとって本記事が参考になれば幸いです。

 

 

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夫に名字を変えてもらうことになった経緯

 

夫に名字を変えてもらうことになった理由は、シンプルに私が名字を変えたくなかったからです。

 

  • 生まれた時から名乗っている姓だから愛着を持っているし、響きも気に入っている。
  • 自分のアイデンティティとなっている名字を簡単に手放したくない。

 

こんな風に思っていました。

 

すでにお伝えした通り、私の家は特に格式のある家柄というわけではなく「家の事情」的なものも特にありません。

 

ひとえに私の気持ちの問題でした。

 

また、「結婚したら妻が名字を変えるのが当たり前っていう風潮があるけど、令和の時代にそれはどうなの?」とも思っていました。

 

そこで結婚が決まって籍を入れる前に夫に話し合いを持ちかけました。

 

お互いに稼いでいるので「そもそも法律婚じゃなくてもいいのでは?」とも考えており、まずは事実婚を提案してみました。

(夫or妻が相手の扶養に入らない限り、法律婚をするメリットってそんなにないと思っていました)

 

私「法律婚じゃなくて事実婚もありだと思うんだけど、どう?」

 

夫「なんで?」

 

私「私は仕事を続けるつもりだし、お互いに扶養に入らないなら法律婚をするメリットってあまりないと思ってる」

私「あと、私名字変えたくない」

 

本音を伝えたところで、夫からまさかの回答が。

 

夫「じゃあ俺が名字変えるよ」

 

私「え、本当!?」

 

夫「俺は逆に事実婚のメリットが分からない。事実婚がいい理由が名字だけなら俺が名字を変えて法律婚でいいんじゃない?」

 

私「え、名字変えなくていいなら法律婚でいいや!」

 

とこんな感じで、夫が名字を変えてくれることになりました。

 

「本当にいいの?」と念押しで聞いてみると、

 

夫「自分の名字に特に愛着ないし、ぺぺ子の名字の方がかっこいいからいいよ」

 

と。

 

夫の名字は田中とか鈴木とか、よく見かけるやつです(田中さん・鈴木さんごめんなさい)

 

私の名字が比較的かっこいいやつでよかったなと思いました(笑)

 

こうして、まずは夫婦の間で「夫が名字を変える」方針に決まりました。

 

 

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両家の親の反応

 

さて、夫婦の話し合いでは夫が名字を変える方向に決まりましたが、結婚となるとお互いの両親にも説明しなければなりません。

 

両家に結婚の挨拶をする際、名字の件もお話しました。

 

妻の両親の反応

 

まず妻である私の両親に名字の件を伝えたところ、

 

「夫君はそれでいいの?」

 

と少し驚いていたものの、二人で決めたことと分かると

 

「娘の名字を残してくれて嬉しい」

 

と好意的な反応をしてくれました。

 

また、

 

「ペペ子の名前をつけるとき、名字と合わせた画数にはかなりこだわったんだ」

 

という初耳のエピソードも話してくれました。

 

両親としては娘が生まれた以上いずれ名字が変わるかもしれないと分かっていたと思いますが、画数を気にして真剣に名前を考えてくれたんだなと思うとちょっと嬉しかったです。

 

夫の両親の反応

 

両家の挨拶に行く前、私の両親よりも夫の両親の理解を得る方が難しいだろうなと想像していました。

 

夫の両親は古い考え方をする人たちではないですが、まだまだ妻側が名字を変えることが当然と考えられている時代です。

2022年内閣府調査では結婚して姓を変えるのは女性が95%

 

息子を持つ両親は、まさか自分の息子が名字を変えることになるとは思わないでしょう。

 

そんなわけで夫の両親に名字の件を伝えるのは少し緊張しました。

 

結婚挨拶の際、名字の件は夫から切り出してもらいました。

 

 

夫「名字だけど、ペペ子の名字にするわ」

 

夫の両親「え、なんで!?」

 

夫「二人で話し合って決めた」

 

私「私の名字を変えたくないという気持ちを夫君が尊重してくれました。ただお二人の考えもあると思うので、もし反対であれば教えてください」

 

夫の母「そうねえ・・・二人で決めたことならいいんじゃない?」

 

夫の父「そうだな、夫婦で決めたことに親がどうこういう話じゃない」

 

私(・・・!!)

 

 

 

かなり身構えていた夫の両親への説明ですが、夫の両親は(少し戸惑う様子はあったものの)私たち夫婦の考えを尊重して夫の名字変更を認めてくれました。

 

夫も夫の両親も慣習にとらわれない柔軟な考え方を持っており、とてもありがたいと思いました。

 

同時に、もし子どもができて将来同じようなことがあったら、子どもたちの考えを尊重できる親でありたいなと思いました。

 

 

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名字変更後の影響

 

こうして両家の承諾を得て夫が名字を変えることになり、二人で婚姻届の「婚姻後の夫婦の氏」を「妻」で提出したあと、夫に各種名字変更の手続きをしてもらいました。

 

次は夫が名字を変えたあとの私生活での影響について、妻側と夫側の立場でそれぞれお話します。

 

 

妻(私)への影響

 

妻(私)の私生活については、夫の名字変更による影響はほぼ何もなかったですね。

 

なにせ、自分の名字が変わっていないので。

 

職場で上司に報告したときも、「ふーんそうなんだ」ぐらいな反応でした。

 

友だちに話すとちょっと驚かれるけど、「そういうパターンもあるんだ!」と割とすっと受け入れてもらえます。

 

夫への影響

 

一方名字を変えた夫は何かしら私生活に影響があったのでは?と思ったので、結婚から2年経ってインタビューしてみました。

 

私「名字が変わって私生活への影響というか、大変だったことって何かあった?」

 

夫は「うーん」と少し考えたあと、意外な回答をしました。

 

夫「特にないかな」

 

私「え、ほんとに?」

 

夫「仕事では旧姓使ってるし、友達は俺の事下の名前で呼ぶし」

 

私「確かに、仕事で旧姓使ってたらあんまり影響ないのかもね」

 

夫「うん。強いて言うならクレカとかの名義変更が面倒だったのと、大学卒業した時に親が買ってくれた高級な印鑑の使い道がなくなっちゃったぐらいかな」

 

私「数々の名義変更ありがとね…そして高級な印鑑ごめん…」

 

仕事で旧姓を使っていると、(クレカや銀行などの名義変更手続きさえ乗り越えれば)名字変更による私生活への影響はこれといってないようです。

 

 

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そもそも夫婦同姓って日本だけ

 

冒頭で触れた女子会には韓国出身の先輩がいたのですが、

「韓国では夫婦別姓で、子どもはお父さんorお母さんの好きな方の名字を選べるんだよ~」

と言っていました。

 

へえ~おもしろいと思って調べてみると、そもそも夫婦同姓を採用している国って世界で日本だけなんですね。

 

  • 各国の名字に関する制度はどうなっているのか
  • なぜ日本だけ夫婦同姓なのか

等の疑問が湧いてきたので、個人的に勉強していきたいと思います。

 

参考にしたい書籍

 

 

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まとめ

 

今回は夫が妻の名字に改姓した我が家について、

  • 夫が改姓した経緯
  • 夫の改姓についての両家の反応
  • 夫の改姓に伴う影響

等をお話しました。

 

2022年内閣府調査から分かる通り、2024年現在はまだ妻である女性が夫の名字に改姓する風潮が強いです。

 

結婚後も夫婦共働きがスタンダードなこの時代、結婚の際に夫が妻の名字に改姓する選択肢を最初から排除せずに、夫と妻どちらの姓とするかをきちんと話し合う夫婦がもっと増えてもいいのでは?と考えています。

 

今の日本の夫婦同姓の風潮に疑問を感じている方にとって、本記事が何かの参考になれば幸いです。

 

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